【茶事】

それから客は低くかがんで、高さ三尺ぐらいの狭い入り口〔にじり口〕からにじってはいる。
(略)
客は一人ずつ静かにはいってその席につき、まず床の間の絵または生花に敬意を表する。主人は、客が皆着席して部屋が静まりきり、茶釜にたぎる湯の音を除いては、何一つ静けさを破るものもないようになって、始めてはいってくる。茶釜は美しい音をたてて鳴る。

出典:岡倉覚三(岡倉天心)「茶の本第四章 茶室(青空文庫 村岡博訳)


茶事とは

---茶の湯の正式なもてなし方---
客を招き、亭主は茶室にて炭をつぎ、懐石を供し、濃茶薄茶を点てる。
道具を愛で、釜の滾りを聴き、会話を楽しみ、料理を味わい、五感を充たす時が流れる…


当亭では季節の茶事や追善の茶事、各種茶会などの開催お手伝いを行なっており、懐石料理の出張料理人のご紹介や、お弁当の配達受入などもご利用いただけます。詳しくは、お気軽にお問合せください。
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